【ブログリレー】池上友梨
いつも当部へのご支援、ご声援ありがとうございます。はじめまして。4回生マネージャーの池上友梨と申します。
4回生が書く引退ブログを毎年楽しみに読んでいた身からすると、自分にこのブログが回ってきたことがとても感慨深く、やっと回ってきたか、というよりももう回ってきてしまった、という感情です。
何を書こうか悩みましたが、自分なりにどのように部活に向き合ってきたのか、ありのままに書いてみようと思います。拙い文章ですが、読んでいただけると嬉しいです。
熊本で18年間過ごしてきた私は、きらきらとした大学生活を夢見て大阪での一人暮らしを始めました。
当時はコロナなどない世界で、どのサークル・部活も新歓を盛大におこなっていました。いくつか新歓のイベントに参加しましたが、ラクロス部の大目玉イベント『かさね(食堂の名前です)パーティー』で、あるスタッフの先輩と同じ班になりました。同じ九州出身で親近感もあり、人見知りの私にとても気さくに話してくださいました。マネージャーをしたいとは思っていましたが、特に入りたい部活を決めていたわけでもなかったので、誘われるままにラクロス部の朝練や試合、新歓のイベントに行きました。そこで出会って友達になる人も多く、ラクロス部の人や雰囲気、強さに惹かれ、入部を決めました。
それからは毎日がとても充実していて、部活の日もオフの日も同期スタッフと一緒にいました。中高部活人間だった私は、この日々が楽しくて仕方がなかったです。正直、部員に会うために部活に行っていたまであります。
しかし大学で初めてマネージャーをし一年ほどたった頃、任せてもらう仕事も増えてきていろいろな業務に触れる中で、マネージャーとしての自分の存在意義ってなんだろう、と考えるようになりました。日々の業務はたくさんあるものの、それらは目立たないものも多く、自分がチームの勝利に貢献できている!と実感が得にくいポジションだと感じていました。
だって私がいなくても練習は回るし、私にしかできない仕事なんてないし、、、
チームの勝利に自分は何か貢献できているのか。私自身がチームに与えられているものはあるのか。
私はあまりモチベーションの波がない方ですが、今思えばその疑問を持ったまま部活に行っていた時期はこの3年半の中で一番部活に対して後ろ向きで、マネージャーとしての立場に何か引け目を感じていたのかなあ、とも考えます。
そんな私の疑問を解消できた大きなきっかけは、審判資格を取ったことです。
阪大では、例年トレーナーが審判資格を取ることが主流になっていましたが、当時、2つ上の先輩が引退した後のスタッフの人手不足が心配されており、マネージャーでも審判をできる人を育てようという声がありました。もともと審判に対してカッコいいな、という憧れがあったのと、新しいことに挑戦してみたいという気持ち、また、この挑戦によって自分に新しい価値を創ることができるかもしれないという気持ちから、審判資格の取得に手を挙げました。
それからは先輩トレーナー、同期トレーナーに教わり、フィードバックをもらいながら一人前の審判を目指して頑張りました。日々の練習で一から丁寧に教えてくれたトレーナー、審判の練習をするために、練習中にマネージャー業務から離れることに理解を示してくれたマネージャー、全然できない私が審判に入ることを受け入れてくれ、私が初めてフラッグを投げられた(ファウルを取れた)時には「すごいね」と声をかけてくれたプレーヤー、本当にこの環境があったことがとても恵まれていたと感じます。
審判の資格を取ったことで、人手が足りない時は練習や練習試合で吹くことができるようになりました。「私だからできること」を自分で作ることによって、部活に対する気の持ちようも変わっていった実感があります。
その経験があったからこそ、二部に降格した後、分析班の立ち上げの話があがり同期MGの角田から誘いがあった時は、私もこの新しい組織の一員になりたいと思いました。
分析班としてリーグ戦に臨む中で、今までよりも対戦校について調べる時間や試合動画を見る時間が増えました。私がしていたことはスカウティングのほんの一部にすぎませんが、それでも、チームに貢献できている、と今まで以上に感じることができていました。
もし今、スタッフとしての存在意義について悩んでいたり、チームの中でどのようにふるまったらいいかわからなくなっていたりする後輩スタッフがいれば、「自分に新たな価値を創る」という私の経験を伝えられればな、と思ってこのブログを書きました。
しかし今現在、後輩スタッフは自主的にいろいろなことに取り組んでいて、逆に私がうらやましいな、と思ってしまうくらいです。みんななら人数が少ない中でもよりよいスタッフ組織を作っていけると思います。
明日は入れ替え戦前最後の試合。リーグが開幕した8月からあっという間にここまで来てしまいました。
とてもとても頼もしい後輩たち、現役部員と同じ熱量で接してくださるコーチさん、そして3年半一緒に楽しいこと、悔しいこと、嬉しいことを味わった29期のみんな。
このチームで一部昇格したい。
一か月後、みんなで長居のスタジアムで笑っていられますように。
期待と決意を記してこのブログを締めようと思います。長くなってしまいましたがここまで読んでくださりありがとうございました。
次は我らがMGリーダー、さとりです。新歓のスタッフご飯会でさとりと初めて会ったときは、可愛すぎて友達になれるか不安でした。何かと肝が据わっていて頼れるMGリーダーです。
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